寛政の三奇人【322,323,324】
江戸時代の寛政期に活躍した人物です。
【322】林子平(はやし・しへい)
- 幕臣・岡村良通の二男。名は友直(ともなお)。晩年、「親も無し 妻無し子無し版木無し 金も無けれど死にたくも無し」と嘆き、六無斎(ろくむさい)と号した。
- 『三国通覧図説』『海国兵談』などを著したことにより幕府の怒りにふれ、蟄居となった。
- 仙台市青葉区にある曹洞宗の寺院、龍雲院に墓がある。
【323】高山彦九郎(たかやま・ひこくろう)
- 上野国新田郡の郷士・高山良左衛門正教の二男。名は正之。
- 筑後国久留米の友人・森嘉膳(もり・かぜん)宅で自刃。辞世は「朽ち果てて身は土となり墓なくも心は国を守らんものを」。
- 京都市三条大橋東詰(三条京阪)に皇居[京都]を望拝する姿の銅像がある。
【324】蒲生君平(がもう・くんぺい)
ベネルクス【319,320,321】
ベネルクスとは、
ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3国の総称です。
ベネルクスの、「ベ」がベルギー、「ネ」がネーデルラント(オランダ)、「ルクス」がルクセンブルクです。
通貨は3カ国ともユーロです。
3カ国とも立憲君主制の国です。
※それぞれ3行目には、著名な出身者を適当にピックアップして列挙しました。
【319】ベルギー王国
- 首都はブリュッセル。第二の都市はアントウェルペン(アントワープ)。
- 国旗は縦3分割の三色旗で、左から順に黒・黄・赤。
- ルネ・マグリット(画家)、オードリー・ヘプバーン(女優)、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(俳優、格闘家)、ウジェーヌ・イザイ(作曲家、ヴァイオリニスト)、エディ・メルクス(自転車ロードレース選手)、キム・クライシュテルス(女子プロテニス選手)、ジュスティーヌ・エナン(女子プロテニス選手)、ジャッキー・イクス(F1ドライバー)、ティエリー・ブーツェン(F1ドライバー)、ジョルジュ・シムノン(推理作家)、エルジェ(漫画)、イリヤ・プリゴジン(化学者、物理学者)、エルネスト・ソルベー(化学者)、アドルフ・サックス(サクソフォーンの考案者)、ダミアン神父(宣教師)、ジャック・ロゲ(国際オリンピック委員会会長(2001~13年))。
【320】オランダ
- 首都はアムステルダム。第二の都市はロッテルダム。
- 国旗は横3分割の三色旗で、上から順に赤・白・青。
- レンブラント・ファン・レイン(画家)、ヨハネス・フェルメール(画家)、フィンセント・ファン・ゴッホ(画家)、ピエト・モンドリアン(画家)、マウリッツ・エッシャー(画家)、デジデリウス・エラスムス(哲学者)、バールーフ・デ・スピノザ(哲学者)、ウィレム・メンゲルベルク(指揮者)、レム・コールハース(建築家)、ヤン・デ・ボン(映画監督)、ウジェーヌ・デュボワ(解剖学者、人類学者)。
【321】ルクセンブルク大公国
- 首都はルクセンブルク。
- 国旗は横3分割の三色旗で、上から順に赤・白・水色。
- オランダの国旗と似ている。 ヒューゴー・ガーンズバック(SF作家)、エドワード・スタイケン(写真家)、ガブリエル・リップマン(物理学者)。
バルト三国【316,317,318】
今回はバルト三国、
すなわち、
エストニア、ラトビア、リトアニア(※北から順)です。
公用語はそれぞれエストニア語、ラトビア語、リトアニア語です。そのまんまの名称ですね。
通貨は3カ国ともユーロです。
※それぞれ3行目は、著名な出身者を何人か列挙しました。出身者と言いましても、“現在の”その国の出身者という意味です。
【316】エストニア共和国
- 首都はタリン。
- 国旗は横3分割の三色旗で、上から順に青・黒・白。
- ルイス・I・カーン(建築家)、アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(ロシア海軍提督、探検家、「日本海」の命名者)、アルフレート・ローゼンベルク(ドイツの政治家、『二十世紀の神話』の著者)、ヴォルフガング・ケーラー(ゲシュタルト心理学の創始者の一人)、ジョージ・ハッケンシュミット(プロレスラー)、ネーメ・ヤルヴィ(指揮者)、ヤーコプ・フォン・ユクスキュル(生物学者、哲学者)、ハインリヒ・レンツ(物理学者)、トーマス・ゼーベック(物理学者)。
【317】ラトビア共和国
- 首都はリガ。
- 国旗は横3分割で、上から順に海老茶色・白・海老茶色の二色旗。
- セルゲイ・エイゼンシュテイン(映画監督)、ヴィルヘルム・オストヴァルト(物理化学者)、ギドン・クレーメル(ヴァイオリニスト、指揮者)、ミッシャ・マイスキー(チェロ奏者)、ミハイル・バリシニコフ(バレエダンサー、振付家)、マーク・ロスコ(画家)、ミハイル・タリ(チェスの世界チャンピオン(1960~61年))。
【318】リトアニア共和国
三筆(さんぴつ)【313,314,315】
前回に引き続き、3人の能書家。
平安時代の“三筆”です。
【313】空海
- 諡号:弘法大師 /幼名:眞魚 /俗姓:佐伯氏
- 真言宗の開祖。
- 国宝に指定されている、最澄に宛てた尺牘(せきとく)(手紙)3通の総称は「風信帖」(ふうしんじょう)。※国宝指定名称は「弘法大師筆尺牘三通」。
【314】嵯峨天皇
- 第52代天皇。皇后は橘嘉智子(たちばな の かちこ)(檀林皇后)。父は第50代天皇・桓武天皇。
- 書作品としては延暦寺に所蔵されている「光定戒牒」(こうじょうかいちょう)が知られる。
- 言葉遊び「子子子子子子子子子子子子」の考案者であると伝えられている。※天皇から出題された小野篁が、たちどころに「ねこのここねこ、ししのここじし(猫の子子猫、獅子の子子獅子)」と正解を答えたと伝えられている。
【315】橘逸勢(たちばな の はやなり)
三跡(三蹟)【310,311,312】
書道の三跡(さんせき)です。
「入木道の三蹟」とも呼ばれます。
【310】小野道風(みちかぜ / トウフウ)
- 小野篁(たかむら)の孫。小野好古の弟。
- 花札の11月の20点札の絵柄になっている。
- 出身地である愛知県春日井市には、道風の業績の紹介や、書道作品などが展示されている書道専門の美術館「道風記念館」がある。
【311】藤原佐理(すけまさ / サリ)
- 藤原実頼の孫。藤原敦敏の長男。
- 真跡(その人が実際に書いたと認められる筆跡)に、香川県立ミュージアム所蔵の詩懐紙や、畠山(はたけやま)記念館所蔵の「離洛帖」などがある。
- 大三島(おおみしま)の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)[愛媛県今治市]、六波羅蜜寺[京都市東山区]などの扁額を書いた。
【312】藤原行成(ゆきなり / コウゼイ)
新日本三大夜景【307,308,309】
今回のテーマは新日本三大夜景。「新」が付いている方です。
因みに、「日本三大夜景」とは、函館山(はこだてやま)から望む夜景[函館市]、摩耶山掬星台(まやさんきくせいだい)から望む夜景[神戸市]、稲佐山(いなさやま)から望む夜景[長崎市]の3つを指します。
新日本三大夜景は次の3つです。
さて、以下を見れば分かる通り、
「夜景を見られる場所」を見出し語にしました。
というわけで、取り上げる内容は夜景とは関係ないものが多くなりました。
【307】皿倉山(さらくらさん / さらくらやま)
- 北九州市八幡東区に位置する。標高は622m。北九州国定公園内にある。
- パラグライダーの離陸場としても知られ、皿倉山パラグライダーフェスタが開かれる。
- 山頂のパノラマ展望台から見渡すことができる北九州市の夜景は「100億ドルの夜景」とも言われる。
【308】若草山(わかくさやま)
【309】山梨県笛吹川(ふえふきがわ)フルーツ公園
ボサノヴァ三聖人【304,305,306】
今回のテーマは、
ボサノヴァ誕生の中心となったミュージシャンです。
ボサノヴァはブラジル音楽のジャンルです。
【304】アントニオ・カルロス・ジョビン
- “ボサノヴァの父”。別名、トム・ジョビン。息子のパウロ・ジョビンはギタリスト、孫のダニエル・ジョビンはピアニスト。
- 『イパネマの娘』の作曲者。『ヂザフィナード』『サンバ・ヂ・ウマ・ノタ・ソ』などの曲をニュウトン・メンドンサと共作。
- リオデジャネイロにある元々はガレオン国際空港と呼ばれていた空港にその名が冠せられている。(アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港)
【305】ヴィニシウス・ヂ・モライス
- 「小さな詩人」という意味の「オ・ポエティーニャ」というペンネームでも知られる。音楽以外の分野でも活躍した。
- 『イパネマの娘』の作詞者。
- マルセル・カミュ監督の映画『黒いオルフェ』の原作となった戯曲『オルフェウ・ダ・コンセイサゥン』の作者。
【306】ジョアン・ジルベルト
- 歌手、ギタリスト。“ボサノヴァの神”、“ボサノヴァの法王”。
- スタン・ゲッツ[米]、アントニオ・カルロス・ジョビンと共にアルバム『ゲッツ/ジルベルト』を録音。同アルバムの収録曲『イパネマの娘』『コルコヴァード』でボーカルを担当したアストラッド・ジルベルトは、当時ジョアン・ジルベルトの妻であった。
- 2003年9月12日の東京公演を収録したライブ・アルバム『ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー』を2004年に発表。
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