ロシア5人組(残り2人)【97,98,99】
前回の続き。
このページで取り上げるのは、
ボロディンとリムスキー=コルサコフ。
そして、ついでに、「ロシア5人組」の名付け親も追加。
【97】アレクサンドル・ボロディン
- 交響詩『中央アジアの草原にて』を作曲。
- 第2幕の曲「ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り」が有名なオペラ『イーゴリ公』を作曲。(未完成のまま逝去し、後にリムスキー=コルサコフとグラズノフが完成させた)
- 化学者や医者としての顔も持っており、有機化学における化学反応の一種「ハンスディーカー反応」の別名にその名を残している。
【98】ニコライ・リムスキー=コルサコフ
- 『スペイン奇想曲』、交響組曲『シェヘラザード』、序曲『ロシアの復活祭』。
- ムソルグスキーの死後、交響詩『禿山の一夜』や歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』など彼の作品の補筆・改訂などを行った。
- 弟子の一人に日本人の金須嘉之進(きす・よしのしん)がいた。
【99】ウラディーミル・スターソフ
- 後に「ロシア5人組」として知られるようになる作曲家たちを「モグチャヤ・クーチカ(力強い一団)」と命名した。
- ミハイル・グリンカの2つのオペラ『皇帝に捧げた命』『ルスランとリュドミラ』の優劣をめぐって、友人であったアレクサンドル・セローフと論争。
- ムソルグスキーの連作歌曲『子供部屋』、歌曲集『死の歌と踊り』の命名者。