ジョン・ディクスン・カーが生み出した名探偵【103,104,105】
推理作家ジョン・ディクスン・カーが生み出した名探偵3人を取り上げます。
以下の3人以外に、ジョン・ディクスン・カーが生み出した名探偵には、マーチ大佐や、パトリック・バトラー弁護士などがいます。
【103】アンリ・バンコラン
- パリの予審判事。
- 初登場作品は短編『山羊の影』。最初の長編は『夜歩く』。
- 長編4作では、友人の息子であるジェフ・マールが語り手。
【104】ギデオン・フェル博士
- 初登場作品は『魔女の隠れ家』。
- 代表作は『三つの棺』(「密室講義」で有名)、『帽子収集狂事件』、『曲った蝶番』など。
- その容貌のモデルはギルバート・ケイス・チェスタトン(名探偵「ブラウン神父」の生みの親として知られる作家)であると言われる。
【105】ヘンリー・メリヴェール卿(H・M)
- ジョン・ディクスン・カーがカーター・ディクスン名義で執筆した作品に登場。
- 初登場作品は『プレーグ・コートの殺人』(『黒死荘殺人事件』)。
- その容貌のモデルはウィンストン・チャーチルであると言われる。