新聞朝刊の4コマ漫画【118,119,120】
新聞の4コマ漫画のなかには、つまらないと酷評されているものもいくつかあります。
でも、ある程度は仕方がないでしょう。
どんな制約があるのか知りませんが、商品名を出すのはダメ、ブラック過ぎるジョークはダメ、下ネタはダメ、きつい非難はダメとか、いろいろあるでしょうから。
これもダメ、あれもダメ、それで面白い作品を毎日描け、って言われたら、そりゃしんどいですよ。
ただ、新聞の4コマ漫画には面白くなくても許されるという面があります。
小説や映画ですと、つまらない作品なら、「金返せ」「時間を返せ」と思う人がいてもおかしくありません。
ところが、新聞の1コマ漫画や4コマ漫画の場合はそんなことはありあません。
新聞紙面上で漫画が占める面積の割合は微々たるものです。購読料を払って新聞を読んでいる人が、漫画はいらないからその分安くしてくれと思うようなことは普通ありません。
時間についても、つまらない4コマ漫画を読んだからといって、時間を損したと思う人はいないでしょう。もしいたとしたら「どんだけ秒刻みのスケジュールで生きてるねん」とつっこみたくなります。
というわけで、面白くないという理由だけで新聞の4コマ漫画が打ち切られることはありません。それくらいのことは読者はいくらでも我慢できます。どうでもよくなるのです。
よほど腹立たしいか気分を害するような内容でもない限り、打ち切りを求める声が挙がることはありません。
となりの山田くん全集 (1) (Animage comics special)
- 作者: いしいひさいち
- 出版社/メーカー: 徳間書店/スタジオジブリ・カンパニー
- 発売日: 1999/05
- メディア: コミック
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さて、今回のテーマは、現在連載中の新聞朝刊の4コマ漫画です。
大新聞(全国紙)3紙からピックアップ。
【118】『コボちゃん』
- 作者は植田まさし。1982年4月1日から読売新聞朝刊で連載。
- 田畑小穂(こぼ)・・・両親は耕二、早苗。妹は実穂。祖父母は山川岩夫、ミネ。飼い犬ポチ、飼い猫ミーがいる。
- 2004年12月1日からカラー化。(日本の全国紙社会面の4コマ漫画としては初めて)
【119】『ののちゃん』
- 作者はいしいひさいち。朝日新聞朝刊で連載。1991年10月10日『となりのやまだ君』のタイトルで連載開始。1997年4月1日から現在のタイトルになった(主人公が変更された)。
- 山田のの子・・・兄はのぼる(『となりのやまだ君』では主人公だった)。両親はたかし、まつ子。祖母(まつ子の母)は山野しげ。飼い犬はポチ。
- 1999年スタジオジブリにより『ホーホケキョ となりの山田くん』のタイトルで長編アニメ映画化。(監督は高畑勲)