天下三名槍【178,179,180】
日本史上における天下三名槍(てんがさんめいそう)を取り上げます。
その三名槍(三本の槍)とは以下の通り。
【178】御手杵(おてぎね)
- 作者は駿河国嶋田の刀工、五条義助。昭和20年の東京大空襲により焼失。現在、ゆうき図書館[茨城県結城市]にレプリカが所蔵されている。
- 結城晴朝、結城秀康、そして秀康の五男・松平直基の子孫、松平大和守家(前橋・川越松平家)が所有。
- 穂先の断面は三角形。全長7尺1寸(215cm)と、天下三名槍のなかで最も長い。
【179】日本号(にほんごう/ひのもとごう)
- 作者不明。現在は福岡市博物館に展示されている。広島城にはレプリカが展示されている。
- 正親町(おおぎまち)天皇より室町幕府15代将軍・足利義昭に下賜され、その後、織田信長、豊臣秀吉、福島正則、母里友信(もりとものぶ)(通称:太兵衛)、後藤基次らが所有。
- 福岡県民謡「黒田節」の歌詞に登場。