高倉健の主演映画【199~207】
11月10日、高倉健(本名:小田剛一(ごういち))が亡くなりました。
地上波テレビは(衛星放送とかも多分そうなんでしょうけど)急遽予定を変更して、健さん映画の放送に切り替えています。
まあ、大物の死去の際に番組プログラムが変更されるのはいつものことですが。
さて今回は、高倉健が出演している映画9作品を取り上げます。
『ブラック・レイン』以外の8作品はすべて主演です(そういえば、健さんって、脇役のイメージはあまりないですね)。
以下に挙げた作品以外では、「日本侠客伝シリーズ」「昭和残侠伝シリーズ」などのヤクザ映画が有名です。
▼高倉健の代表作
【199】『電光空手打ち』
- 1956年公開(監督:津田不二夫 /脚本:小林大平 /原作:牧野吉晴) ※公開日は、ネット上では1月22日と1月29日の両方を見かけます。
- 高倉健のデビュー作。(主人公の忍勇作(しのぶ・ゆうさく)を演じた)
- 続編の『流星空手打ち』(1956年1月29日公開)も同時期に撮られた。
【200】『網走番外地』
【201】『新幹線大爆破』
- 1975年公開。監督は佐藤純弥。
- 新幹線「ひかり109号」に爆弾が仕掛けられ、時速80キロを下回ると爆発するという状況になる。
- 海外、特にフランスでヒットした。ただしフランス語版では、犯人側のドラマはカットされ、高倉健扮する沖田哲男らは単なるテロリストのように扱われている。
【202】『八甲田山』
- 1977年公開。監督は森谷司郎。原作は新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』。
- 高倉健扮する徳島大尉のモデルは、弘前歩兵第31連隊の指揮官として八甲田山雪中行軍を成功させた福島泰蔵。
- 北大路欣也扮する神田大尉のセリフ「天は我々を見放した」は流行語になった。
【203】『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』
【204】『南極物語』
- 1983年公開。監督は蔵原惟繕(くらはらこれよし)。
- タロ、ジロらを演じた犬は、樺太犬ではなくエスキモー犬。
- 2006年に公開されたフランク・マーシャル監督のアメリカ映画『南極物語』(原題:Eight Below)はこの映画のリメイク。
【205】『ブラック・レイン』
- 1989年公開。監督はリドリー・スコット。撮影監督はヤン・デ・ボン。
- 高倉健は大阪府警の松本正博警部補を演じた。殺し屋の佐藤浩史を演じた松田優作は、これが最後の映画出演。
- 主人公のニューヨーク市警殺人課の刑事ニック・コンクリンを演じたのはマイケル・ダグラス。
【206】『鉄道員(ぽっぽや)』
- 1999年公開。監督は降旗康男(ふるはたやすお)。原作は浅田次郎の小説。
- 高倉健扮する佐藤乙松が駅長をつとめる、幌舞(ほろまい)線の終着駅「幌舞駅」は、根室本線の幾寅駅を改造して撮影された。
- 主題歌『鉄道員』(作詞:奥田民生 /作曲:坂本龍一 /編曲:国吉良一)を坂本美雨(みう)が歌った。坂本美雨の父親は坂本龍一、母親は矢野顕子。
【207】 『あなたへ』