大正三美人【250,251,252】
読んで字の如く、大正時代の人物です。
【250】九条武子(くじょうたけこ)
- 佐佐木信綱に師事。歌集『金鈴』(きんれい)。随筆集『無憂華』(むゆうげ)。
- 兄に探検家として有名な僧・大谷光瑞(おおたにこうずい)がいる。明治42年、男爵・九条良致(よしむね)と結婚。
- 京都女子大学の前身の創設者。
【251】柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん)
- 本名、燁子(あきこ)。第一歌集『踏絵』。詩集『几帳のかけ』、歌集『幻の華』、自伝的小説『荊棘の実』などの作品を残した。
- 父・柳原前光(さきみつ)伯爵の妹は、明治天皇の側室で大正天皇の生母である柳原愛子(なるこ)。つまり、柳原白蓮は柳原愛子の姪であり、大正天皇のいとこ。
- 炭鉱王・伊藤伝右衛門の妻であったが、社会運動家・宮崎龍介と駆け落ちした。(いわゆる「白蓮事件」)