寛政の三奇人【322,323,324】
江戸時代の寛政期に活躍した人物です。
【322】林子平(はやし・しへい)
- 幕臣・岡村良通の二男。名は友直(ともなお)。晩年、「親も無し 妻無し子無し版木無し 金も無けれど死にたくも無し」と嘆き、六無斎(ろくむさい)と号した。
- 『三国通覧図説』『海国兵談』などを著したことにより幕府の怒りにふれ、蟄居となった。
- 仙台市青葉区にある曹洞宗の寺院、龍雲院に墓がある。
【323】高山彦九郎(たかやま・ひこくろう)
- 上野国新田郡の郷士・高山良左衛門正教の二男。名は正之。
- 筑後国久留米の友人・森嘉膳(もり・かぜん)宅で自刃。辞世は「朽ち果てて身は土となり墓なくも心は国を守らんものを」。
- 京都市三条大橋東詰(三条京阪)に皇居[京都]を望拝する姿の銅像がある。