三種の神器【244,245,246】
「三種の神器」で思い浮かぶものといえば、日本神話のアレか、白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫ですね。
今回のテーマとして取り上げるのは、日本神話のほう、すなわち、
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天照大神(アマテラスオオカミ)から授けられた鏡・玉・剣です。
まあ、電化製品のほうは、今のところ取り上げる予定はありませんけど。
【244】八咫鏡(やたのかがみ)
- 作者は石凝姥命(イシコリドメノミコト)。
- 伊勢神宮の内宮に安置されている。皇居の賢所(かしこどころ)にもその形代(かたしろ)(レプリカ、複製品)が安置されている。
- 明治天皇が天覧して以来、この鏡を見た者はいないと言われる。
【245】八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
- 作者は玉祖命(タマノオヤノミコト)。
- 草薙剣と併せて剣璽(けんじ)と呼称される。皇居の吹上新御所(ふきあげしんごしょ)の剣璽の間(けんじのま)に、草薙剣の形代とともに安置されている。(皇居に実物がある唯一の「三種の神器」)
- 冷泉天皇が箱を開けてひと目見ようとしたところ、一条の白い煙が立ち上り、怖くなった天皇は実物を見るのを中断した。