日本SF御三家【289,290,291】
今回は日本のSF作家です。
【289】星新一
- 本名、星親一。父の星一(ほし・はじめ)は星薬科大学の創立者で星製薬の創業者。
- 『ボッコちゃん』、短編集『人造美人』など、多数の「ショートショート」作品を著した。
- 三島由紀夫や石原慎太郎らと共に「空飛ぶ円盤研究会」の会員であった。「ホシヅル」という、鶴の進化型の動物を生み出し、サイン代わりに描いていた。
【290】小松左京
- 本名、小松実。「モリ・ミノル」名義で『イワンの馬鹿』『大地底海』『ぼくらの地球』などの漫画も描いている。
- 代表作は『日本アパッチ族』『復活の日』『エスパイ』『日本沈没』『さよならジュピター』『首都消失』など。
- 泉眞也、磯崎新と共に「国際花と緑の博覧会」の総合プロデューサーを務めた。
【291】筒井康隆
- 父の筒井嘉隆は動物学者で大阪市立自然科学博物館(現・大阪市立自然史博物館)の初代館長。息子の筒井伸輔は画家。
- 代表作に『時をかける少女』『日本以外全部沈没』『虚人たち』『夢の木坂分岐点』『文学部唯野教授』『朝のガスパール』『わたしのグランパ』や、『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』の「七瀬三部作」などがある。
- 1993年、高校国語の教科書に収録されることになった小説『無人警察』内の癲癇(てんかん)の記述が差別的であるとして、日本てんかん協会から抗議を受けた。その後、いろいろあって、ついに、月刊誌『噂の眞相』に連載していたマスコミ日記「笑犬樓(しょうけんろう)よりの眺望」上で、「あたしゃ、きれました。プッツンします」と断筆を宣言。