国鉄三大ミステリー事件【130~132】
今回は、日本が連合国軍の占領下にあった時代に発生した、3つの有名な鉄道事件を取り上げます。
すべて、昭和24年(1949年)に起こった事件です。
それぞれ、一番上の行は日付と場所です。
【130】下山事件
- 7月6日/常磐線北千住駅―綾瀬駅間[東京都足立区]
- 出勤途中に失踪した国鉄総裁(初代)下山定則が、翌日未明に死体となって発見された事件。
- 東京大学の古畑種基教授は、下山総裁の遺体を死後轢断と判定した。
【131】三鷹事件
- 7月15日/中央本線三鷹駅[東京都北多摩郡三鷹町(現・三鷹市)]
- 暴走した無人電車が脱線転覆し、死者6名、負傷者も20名が出た事件。
- 国鉄労働組合(国労)の組合員・竹内景助の単独犯行とされた。(無期懲役の判決が下された)
【132】松川事件
- 8月17日/東北本線松川駅―金谷川駅間[福島県信夫郡金谷川村(現・福島市松川町金沢)]
- 青森発上野行きの旅客列車が脱線転覆し、乗務員3人が死亡した事件。
- 容疑者として計20名が逮捕された。広津和郎、宇野浩二ら多くの作家が無罪を主張した。