中国四大美人【325,326,327】
今回は「中国四大美人」。ただし、楊貴妃は除きます。(※このブログは、取り上げる項目を3の倍数にすると決めていますので)
ところで、「沈魚落雁(ちんぎょらくがん)「閉月羞花(へいげつしゅうか)」という四字熟語があるのですが、四大美人の西施、王昭君、貂蝉、楊貴妃は、それぞれ、「沈魚美人」「落雁美人」「閉月美人」「羞花美人」と呼ばれているそうです。
▼中国史上の3人の美人
【325】西施(せいし):沈魚美人
- 春秋時代、越王・勾践(こうせん)が呉王・夫差(ふさ)に献上した美女たちのうちの一人。※この策略の考案者は范蠡(はんれい)。
- 故事成語「顰に倣う(ひそみにならう)」の由来。
- 大根足が欠点であったとされる。
【326】王昭君(おうしょうくん):落雁美人
- 前漢の元帝の時代、匈奴の呼韓邪単于(こかんやぜんう)に嫁がされた。呼韓邪単于の死後、義理の息子に当たる復株累若鞮単于(ぶくしゅるいにゃくたいぜんう)の妻となった。
- 馬致遠(ばちえん)の戯曲『漢宮秋』に悲劇のヒロインとしてその生涯が描かれている。
- なで肩が欠点であったと言われる。
【327】貂蝉(ちょうせん):閉月美人
- 後漢末期の三国時代を舞台とする小説『三国志演義』に登場。架空の人物であるという説が有力。
- 王允(おういん)は、貂蝉の美貌を利用して、董卓(とうたく)と呂布(りょふ)を仲違いさせた。
- 耳が小さいことが欠点であったという。